朝晩は冷んやりとした空気に包まれる今日この頃。
北海道の夏、そして秋は駆け足のように過ぎて行きます。
この花が盛りを迎えるとあと何日、釣りができるだろうかと考えるようになります。
そして、僕の暮らす集落では秋祭りの準備、しめ縄づくりがはじまります。
「最近はこうして、顔を合わせることも少なくなった」
「顔を合わせれば、お互いに気遣うってことをするんだな」
「今が収穫のタイミングだとか、こうした方がいいとかな、知恵を分け合うことが出来る」
いつもは口数の少ないご尊老の言葉に、心の中で「多くの若者に聞いてもらいたい言葉です」と僕はうなずいた。
こうして、北海道の鱒釣りのベストシーズンの訪れを感じるのでした。