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The Day
From The Northern Forest
北の大地、雨上がりの朝、ある釣り人は自宅から釣り場へと車を走らせ、その道すがら朝陽を浴び、きらきらと輝く樺の森を横目に川へ向かい。
また、ある釣り人は今日の釣りの余韻に浸りながら、夕陽の沈む樺の森を抜け家路に着いてゆく。
この風景は北国の釣り人にとって見慣れた日常かもしれない。
さてこの度、樺の森から採れた樹皮を積層し、グリップをつくりました。
昔からフライロッドのグリップ、ナイフのグリップと一部のビルダーの間で使われてきた樺の樹皮の積層グリップは歴史上、特別珍しい試みではありませんが、自分にとって北海道の森から生まれた このグリップ は特別なものとなりました。
肉厚で質の良い樺の樹皮採集はとても難しく、時期は初夏、樺の樹が最も水を吸い上げている時期に限られます。
それは、この時期でないと樹皮を綺麗に剥ぐことが出来ないからです。
また、この時期なら全ての樺樹皮が綺麗に剥げるかと言うとそうでもなく、タイミングよく水が上がっている樹からしか綺麗に樹皮を剥ぐことが出来ないのです。
これは感覚でしかないのです。
今年の夏、運良く樺の巨木から質の良い樹皮をとる事ができました。
Spinner fall
Big thanks
Lunch break
In the rain
Late afternoon
Monster appearance
モンスター現れる。
いつものひらきでライズ待ちしていると50cmクラスがライズをはじめた。
ライズを観察後、ビートル #10 を流れに乗せる。
すると、大きな魚体が浮き上がってそのままフライと一緒に10cm程下流へ下へ。そして、すーっと消えた。
酷い渇水のせいなのか?ティペットを5.5Xまで落とすがスクープしたままだった。
そして、この川の名手からの話を思い出した。
ここから30m程上流、岩盤の下のエグレに凄い雄が着いているが、平水時は手前の瀬がキツくて近寄れないと。
今日ならなんとか近づく事ができる。
ティペットを4.5Xに戻す。
河原を観察するとオリーブ系のカディスが眼に入る。
フライはオリーブ系 #10パラシュート。
恐る恐る急流に足を踏み入れ、瀬の一番岩盤よりの筋と例のエグレ手前の僅かな流れに僕は眼をつけた。
そして丁寧にフライを流し込んだ5打目、大きな頭が現れた。凄いヤツが出た!
しゃくれた下顎とレッドバンドかハッキリ見えた。
下でライズしてたやつより確実に大きい!
彼は例のエグレに突っ込もうとする。
竿を下流側へ導くと、下流へ一気に10メートル走りストップ。彼はガンガン頭を振る。
僕は頃合いを見計りラインを巻き取る。走られては寄せ、3度程そんなやり取りが続いたあと、彼は更に下流へ突っ走った。
フルライン25.9m近くを出したあとレッドバンドが宙を舞った。
竿を傾け、ジャンプを回避。
美しい魚体がハッキリ見えた。今でもスローモーションの様に脳裏に映っている。
そして、彼は更にジリジリと下流側へ。怒り狂ったかの様に頭をガンガン、ガンガン振る。
顔の横でホールドした竿のバットをヨコ目で見る。竿にまだ余裕はある。
竿はtrout 7’6″ #4 Solid built 。最初のprototypeにあったバウンドは消えている。一気にラインを巻き取る。あと5m。彼が留った。
そして、彼が最後?の突進を試みる。掛けてから何分経っただろうか?やり取りに時間が掛かり過ぎた、これ以上時間を掛けたら口切れするという悪い予感が頭をよぎる。
彼も僕も勝負に出た。彼は突っ走り、ジ、ジィーとst george3のドラグ音が響き渡る。僕が竿を絞った瞬間、フライが宙を舞った。
僕の完敗だった。
しばらくキラキラ光る川面を見ていたら不思議と、なんだか嬉しくなった。













