
12:35 pm
Area: Northern Hokkaido, Japan / Water temperature: 7℃ / Hatch: cabbis / Fly: CDC cabbis #16
北の大地、雨上がりの朝、ある釣り人は自宅から釣り場へと車を走らせ、その道すがら朝陽を浴び、きらきらと輝く樺の森を横目に川へ向かい。
また、ある釣り人は今日の釣りの余韻に浸りながら、夕陽の沈む樺の森を抜け家路に着いてゆく。
この風景は北国の釣り人にとって見慣れた日常かもしれない。
さてこの度、樺の森から採れた樹皮を積層し、グリップをつくりました。
昔からフライロッドのグリップ、ナイフのグリップと一部のビルダーの間で使われてきた樺の樹皮の積層グリップは歴史上、特別珍しい試みではありませんが、自分にとって北海道の森から生まれた このグリップ は特別なものとなりました。
肉厚で質の良い樺の樹皮採集はとても難しく、時期は初夏、樺の樹が最も水を吸い上げている時期に限られます。
それは、この時期でないと樹皮を綺麗に剥ぐことが出来ないからです。
また、この時期なら全ての樺樹皮が綺麗に剥げるかと言うとそうでもなく、タイミングよく水が上がっている樹からしか綺麗に樹皮を剥ぐことが出来ないのです。
これは感覚でしかないのです。
今年の夏、運良く樺の巨木から質の良い樹皮をとる事ができました。