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水辺のウォレット

 

IMG_9522 どこまでも続く青い空。カラッと乾いた風にのって川辺に茂るセージグラスの淡い芳香が顔を撫でて胸の奥までほのめき入った。 僕たちはじりじりと照りつける太陽の下、大きく蛇行をして流れるスプリングクリークに立っている。日本から飛行機を乗り継いで15時間と3時間のドライブ、アイダホ州の北東部を流れるスプリングクリーク、ここはアメリカの名流 ”ヘンリーズフォーク” 。
ヘンリーズフォークに到着して4日目、僕はようやく20インチを超えるレインボートラウトのライズを釣ることができた。 今日はとても気分がいい。今夜は仲間にビールをごちそうする約束をした。 遅くまで釣りを楽しんだ僕たちは川からTrout Hunterへ直行した。ここTrout HunterはFlyshopの隣にLast Chance Bar & Grillというレストランが併設されていて、夜な夜なTrout bumたちが集う。 僕は20インチをどうやって釣ったかを自慢げに話、夜が更けていくのを忘れ、気持ちよくビールを飲んだ。

そろそろ、チェックをしようとポケットから財布を取り出すと隣に座っていたクリスが「そのウォレット、いいね」「オレなんてほら、これだぜ」っとボロボロになったジップロックをテーブルの上にポンっとのせた。
僕は「いいだろ?」「僕が作ったんだ」と返し、自慢げにこのウォレットの3つのポイントについて話した。

「一つ目、この革は撥水処理がされていて、口には止水ファスナーが取り付けてあるんだ。」
「2つ目は、この革を鞣す工場では排水、廃棄物は適正に管理されている」
「発がん性のある染料も使用していない」
「有害な化学物質も含んでいない」 「とってもクリーンだ」
「僕らはフライフィシャーだろ?」
「そう、僕たちはいつだって水辺に寄り添っている」
サムズアップしたクリスは
にっこりと微笑んだ。 彼の言葉に気分を良くした僕はさらに続けた。

「そして3つ目、刺繍はとっても器用な友人の手刺繍なんだ」
「彼女には僕らと同じ5歳の男の子がいて、子育てをしている」
「彼女はいつもこどものそばにいて、彼を見守ってあげたいと思ってるんだ」
「そして、良い技術を持っている」
「だから僕は彼女に家で出来る仕事としてこの刺繍をお願いしているんだ」「いい関係だろ?」 「君のお母さんもいつもそばで見守っていてくれただろ?」
「今の時代はなかなかそれが難しい」
「でも、そうだったらどんなに幸せかと思わないかい?」

クリスは「このウォレットがあれば、今夜は濡れた紙幣を乾かさなくてもよさそうだな」 っと言って、僕がはじめてここヘンリーズフォークに訪れた年に川で転倒し、びしょ濡れになった日のことを思い出し、ちゃかした。

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glass holder

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coin purse

water proof wallet

water proof wallet

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